過炭酸ナトリウムとは、酸素系漂白剤の成分のことで、漂白剤・除菌剤・脱臭剤としても最近よく使われている洗剤です。
酸素系漂白剤と言うことは、さらして白くすることができるということ。では酸素系漂白剤の成分ってどんなものなのでしょうか?また塩素系漂白剤(ブリーチなど)も白くしてくれると思うのですが、一体どう違うのでしょうか?
この記事では、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いと酸素系漂白剤の主成分過炭酸ナトリウムについて紹介します。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いは?
初めに酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いについて紹介します。
塩素系漂白剤
使える素材 | 使えない素材 |
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新型コロナの影響で除菌グッズが手に入らなくなった時によく耳にした洗剤ですね。
また塩素系漂白剤は、漂白力が非常に強く染料まで脱色してしまうので、色柄物を洗いたい時には要注意ですが、白いものを真っ白にする力はとにかくスゴイんです。
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
使える素材 | 使えない素材 |
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先ほどの塩素系漂白剤に比べて、酸素系漂白剤は染料を脱色する心配がないので安心して色物にも使用できる漂白剤です。
続いては、酸素系漂白剤の使い方について紹介します。
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)の使い方
【1】風呂釜掃除
風呂釜の掃除ってやってますか?
風呂釜掃除って、お湯に過炭酸ナトリウムを200~300g投入していつも通り追い炊きをします。
40~50℃くらいまで追い焚きをして、2~3時間放置。
この時、椅子や桶などの浴室用製品などを一緒にいれるとお風呂グッズも一緒にお掃除ができるから嬉しい♡浮いてくる場合は、途中で向きを変えてあげると良いかもしれません。
【2】風呂床
まず風呂の床に使う時は、風呂の床の材質を確認して使うようにしましょう。
お湯が流れる排水の部分に蓋やビニールをして水が流れないようにする。40℃くらいのぬるま湯を勢いよく注いでこちらも数時間放置。
時間が経過したら、お湯を流して気になるところをブラシで磨いて完了。
【3】洗濯槽掃除
洗濯槽も他と同じで、40℃~50℃のぬるま湯につけて過炭酸ナトリウムを入れます。
いつも通り洗濯機を数回回したら中のお湯は流さずそのまま放置。こちらも2~3時間放置したら覗いてみよう~!汚れがいっぱい!
大きな汚れは100均のネットですくってから排水するのがおすすめ!せっかく綺麗に掃除したのに、汚れがまた着いて取れなくなっちゃいます。
【4】レンジフード
40℃~50℃のぬるま湯で大さじ2~3くらい過炭酸ナトリウムを入れてつけ置きするだけでめちゃめちゃ綺麗!
【5】カーテンのつけ置き
こちらも40℃~50℃のぬるま湯の5Lに対し、大さじ3~4の過炭酸ナトリウムを入れてつけ置きするだけ!
注意すること
比較的なんでも使える過炭酸ナトリウムですが、取り扱う時に注意することがいくつかあるので紹介します。
- 詰め替えNG。酸素が発生して容器が破損することがある。
- フタには要注意。つけ置き中に酸素が発生して膨張すると、フタを開けた瞬間に中の液体が飛び出すことがある。
- 沸騰させない。急激に酸素が発生して効果が薄れることがある。
- 石鹸との併用は微妙。石鹸の泡により漂白効果が薄れる。
- 日の当たらない場所での保管。
このように、過炭酸ナトリウムは便利だけどちょっと取扱いには注意が必要ですが、めちゃめちゃ便利な洗剤です。
100均でもお手軽サイズが売っているので、気になる人は是非使ってみてね♪